2012年1月8日

1-1 ブライアン

週ごとに出演者が入れ替わるマジックキャッスル、
2012年最初の週です。

今日は日曜日。21歳未満お断りの夜のショーではなく、
子供のための「サンデーブランチショー」を見に行ってきました。
パレス・オブ・ミステリーの出演者はこちら。

Eric Buss

John Shryock & Mari Lynn
コメディマジシャンが前半のショーと司会を務め、
後半がイリュージョンというのが大抵のパターンですね。

サンデーブランチには夜のようなドレスコードがないので
カジュアルな服装でもOKですが、子供たちはそれなりにおめかししていて
みんな興奮を隠せない様子。いつ見ても微笑ましい光景です。
キャッスル内では写真撮影が禁止されているので、お見せできなくて残念!

さて、記念すべき第1回目のインタビューは
キャッスルでステージマネージャーを長年務めるブライアンです。

彼は本が1冊出せるんじゃないかと思うくらい、おもしろい話の宝庫です。
ほんの15分くらいですが、今日はこんな質問をしてきました。


写真嫌いなブライアン。落胆しているわけではなく、顔を隠しているだけです。


Q いつからキャッスルで働いてるの?
A 1986年から。

Q ステージマネージャーの仕事は楽しい?
A うん。

Q キャッスルのステージマネージャーの仕事で好きな部分は?
A 人から命令されず、自分の好きなようにできるところ。ただし全てが自分の責任でもあるから、そこが一番大変な部分でもあるんだけどね。
それから、毎週ショーが変わるから変化があっていい。だたしこれも、毎週月曜日に入れ替えをするのがすごく大変なんだけど。

Q マジシャンから無理なことを頼まれた場合は?
A どんな頼みも聞くことは聞くけど、無理なことは「無理」って断る。

Q 出演者とケンカになったことは?
A 殴り合いになったことは一度もない。暴力は反対だからね。口論になったことは…(指を折りつつ、名前を言いながら数え始める。名前はナイショです)4回だな。その4人は二度とキャッスルに戻ってこなかった。

Q 一緒に仕事をするのが好きなマジシャンは?
A たくさんいるから順番はつけられないけど、(今は亡き)ビリー・マコームが大好きだった。(何人も名前を挙げてくれたのですが、人数が多すぎるので省略)
出演者の90%は好き。
8%は、別に構わないって感じ。
残りの2%とは、もう二度と会いたくない。

Q 奥さんのミスティーナと最初に出会ったのは?
A 1990年にキャッスルで会って、付き合い始めたのは1991年。

Q 一目惚れだった?
A 僕は違うけど、彼女のほうは一目惚れだったみたいだよ。僕に会いたくてまたすぐ(イギリスから)来たくらいだから。

Q 日本に行ったことは?
A 5回かな。1992年、グレッグ・ウィルソンの「ホラーイリュージョン」(大阪・エキスポランド)、コーポレートショーが1回、FISMでステージマネージャーをしたのは1993年だったかな?それから、スーパー・イリュージョン(これもグレッグ・ウィルソンのショー)、最後が福島のスパリゾートハワイアンズ(1994年)。

Q 好きな日本食は?
A 寿司。

Q 嫌いな日本食は?
A 日本に行ったとき、どこかのレストランで魚の目玉を出されたけど、どうしても食べる気になれなかった。それと、生きたドジョウ入りの酒も気持ち悪かったな。

Q そんなの日本人だって飲んだことある人あまりいないと思うけど、飲んだの?
A 飲んだよ。酔っぱらったドジョウが口の中でウネウネして気持ち悪かったけど、僕もその時はかなり酔ってたから飲めたんだろうね。

Q 背が高いから、日本ではジロジロ見られたんじゃない?
A それはもう。でも、人ごみの中でもすぐに僕を見つけられるから、僕の友達ははぐれなくて便利だよ。

Q ステージマネージャーとして、キャッスルに出演する(またはしたい)マジシャンに何かアドバイスは?
A キューシートを作ること! キューが多い人や、英語が堪能じゃない人は、特にね。
それからCDには必ず自分の名前を書くこと! 細かいことだけど、25%くらいのマジシャンがこれをしないから困る。

もっともっと話はありますが、何ページあっても足りないのでまた別の機会に…。
ブライアンへの質問があれば教えてください。皆さんに代わって聞いてきますよ〜!