2012年9月10日

ニキータさん(2)

バーレスクダンサー、ニキータさん(ニキータ・ビッチ・プロジェクト)
とのおしゃべりの続きです!


おっぱい、人生のよろこび、そして母性…
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私が見たバーレスクショーではダンサーさんが10人くらい次から次へと出てきて、まるで懐石料理みたいでしたね。いろんな味がちょっとずつ楽しめて、お腹いっぱい!って感じでした。
よくリリー(注1)が、「ダンサー12人、おっぱい24個」って言いますね。
「おっぱい、イエーイ!」みたいな。(笑)

注1)ニキータさんのバーレスクの先生であり、毎週月曜日に3 ClubsというハリウッドにあるクラブでMonday Night Tease!というバーレスクショーをプロデュースしているバーレスクダンサーLili VonSchtupp(リリー・ヴォンシュタップ)さんです。
Monday Night Tease!(http://www.mondaynighttease.com/mnt/Home.html)ではショーの進行をしながら、下ネタジョークを次々と飛ばしてくれます。

いろんな形と色が楽しめますよね。
おっぱいって、男も女も老いも若きも、どんな形であれ、どんな大きさであれ、見るとみんな「イエーイ!」ってなるものだと思うんです。おっぱいには喜びとくだらなさとが同居してる。

おっぱいって、命を育むための基礎となるものですよね。ショーを見てる時にはそこまで崇高なことは考えないですけど、何がこんなに人をかき立てるのかと思うと、「生きることのよろこび」。おいしいものを食べたとか、太陽の下に出たとか、そういう時にちょっとメラメラっと血がみなぎる感じ。それをみんなで笑いながら謳歌してるのが、バーレスクの一番コアな要素なのかなと。

Monday Night Tease! この回のテーマは「マドンナ」でした

さっきお話ししたラスベガスのショーってコンペティションがメインなんですけど、もともとは1950年代〜1960年代に第一線だったバーレスクのパフォーマーたちが、その後ストリップに押されてバーレスク文化が衰退した現実を嘆いて「本当のバーレスクとはこういうものよ」っていうのを後世に残していきたいってことで、自分たちの衣装とか、往年のパフォーマーのピンナップとかを集めてミュージアムを作ろうとしたのが始まりなんです。でもそれを作ろうとしたジェニー・リーというパフォーマーが志半ばで癌で死んでしまったので、彼女の友達だった別のパフォーマー、ディクシー・エヴァンズが遺志を引き継ぎ「バーレスク・ホール・オブ・フェイム」という組織(http://burlesquehall.com/)を作って、毎年ラスベガスでバーレスクの祭典を開くようになったわけです。

何百人というパフォーマーとファンが集まるんですが、このお祭りは「レジェンド」って呼ばれる、昔現役で活躍してたバーレスクパフォーマーたちの同窓会みたいな意味合いが一番強くて、彼女たちのショーケースがあるんです。それが本当にすごい。80歳のおばあちゃんがヒール履いて踊って脱ぐからすごいんじゃなくて、なんかもう、みんなここから生まれてここで死ぬんだな、みたいな、母性が醸すステージ上の存在感。私たちみたいな20年、30年、40年生きてきたような人間には絶対に出せない圧倒的な母性がそこにありました。

バーレスクのパフォーマーにリタイアはないということですね。
本当にこれからなんだなって思いました。私はまだ女として生まれたてです。(笑)
一瞬のはかなさを愛でるアートもたくさんあると思うんですが、バーレスクの場合はもっと、生命が持ってるエロさというか、よろこびを謳歌するものなんです。
もちろん20代には20代なりの表現があると思うんですけど、40代、50代の人たちのショーってやっぱり全然違う。

私が想像していた女神像はこれ
あ、なんか分かる気がします。古代のムチムチの女性の形をした女神像、あれを想像しました。
例えば、たるんだお腹が経てきた歴史を考えると、女の人ってかっこいいなと思います。

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では、続きはまた次回!