2012年1月15日

1 - 2 クリストファー・ハート

Christopher Hart
1月の第2週目です。

今週もまたブランチショーを観てきました。
(ブランチショーがあるのは土曜と日曜だけ)

仕事の都合で夜はキャッスルに行くのが難しいので、
行くのはたいていブランチショーになってしまいます。

パレスの出演者は
クリストファー・ハートとミスティーナ。
夜はジョナサン・ペンドラゴンが出演していますが、
ブランチはミスティーナでした。
これはよくあることで、
マジシャンがブランチに出ない理由は
昼も夜も出るのはキツイから、子供向けのショーじゃないから
…などなど、人によって様々です。

Dana Daniels
こちらはパーラーの出演者、デーナ・ダニエルズ。
彼のパラキートを使った楽しいステージは絶品で、
子供から大人までファンが多いです。
ディズニーランドでもよくショーをやってます。
日本ではあまり知られていないようで残念。
「喋り」が面白いコメディーマジシャンの前には、
やはり言葉の壁が立ちはだかってしまうのでしょうか?

2回目のインタビューは日本でも有名なマジシャン、
クリストファー・ハートをお届けします。

彼の右手が映画「アダムス・ファミリー」に出てくる
手(ハンド)であることは、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

気心の知れた友達なので
気軽にインタビューできるのはいいんですが、
どうしても話題がどんどん横道にそれていって
気づくと普通におしゃべりしてるだけに…

今回は、こんな話を聞いてきました。

出演者用のドアから外に出たところで撮影。

Q マジックキャッスルのオーディションを受けたのは何歳の時?
A 16歳… いや、17歳だったかな。ジュニアメンバーになるためのオーディション。

Q 一発で合格した?
A 最初はステージマジシャンとしてオーディションを受けたんだけど落ちて、1年後にクロースアップマジシャンとして合格したんだ。ジュニアメンバーになるのはすごく難しくて、僕の頃はマーク・ケイランやダーク・アーサーなど、すごい競争相手が揃ってたから特に大変だった。でもジュニアメンバーになれば、21歳になると自動的にマジシャンメンバーになれるんだ。オーディションを受け直す必要はないんだよ。

Q つい最近、日本から帰って来たばかりだよね?
A そう。12月は長崎のハウステンボスで仕事してきた。1日に何回もショーがあって、きついスケジュールだったよ〜。

Q 嫌いな日本食はある?
A モチ! 正月にモチがのどにつまって死ぬかと思ったよ!
それから、あのネバーってするやつ、何だっけ? 納豆? 最悪!!
それ以外の日本食は何でも好きだよ。

クリス)ねえ、元旦にはお金を使っちゃいけないのが日本の習慣だって言ってたよね?
シュート(緒川集人さん)が「そんな習慣聞いたことない」って笑ってたけど?

私)私の家ではそういう習慣があるけど、家や地方によって違うみたいね。
ところで、モチがのどにつまったら掃除機で吸い出すんだよ。

クリス)あ、それはいいことを聞いた。

Q ウェブサイトがないけど、仕事の依頼をしたい人や情報がほしいファンは、どこに連絡したらいいの?
A Facebookがウェブサイトの代わりになってる。ウェブサイトを作らない言い訳みたいに聞こえるだろうけど、Facebookの方が便利なんだよ。僕は面倒くさがりで自分の写真をアップしたり全然しないから、他の人が僕と一緒に撮った写真を載せてくれたりして、助かってる。

Juan Tamariz
Q 一番最近、トリックのわからないマジックを見て
「おお!」と思ったのはいつ?
A いつか忘れたけど、最近なら
ホアン・タマリッツのショーを見て度肝を抜かれたよ。

Q 尊敬する日本人マジシャンはいる?
A (即答)島田さん。僕がショーで使ってるフィックルファイヤーは何年も前に島田さんから買った物で、思い出深いし、大事にしてるんだ。 彼のステージにはいつも引き込まれる。ああいう「感情」を含んだステージを見せるマジシャンは、今は数えるほどしかいないよね。

Q もし火事や盗難にあってマジックに必要な道具が全部なくなってしまった場合、また全部用意するのにどのくらい時間がかかる?
A それ、ちょうど最近考えてたとこなんだよ。海外の公演に必要な道具が届かなくてヒヤッとしたばかりだったから。そんなことになったら、かなり時間がかかるだろうね。ピンクの手袋のネタひとつをとっても、4〜5人の職人がそれぞれ違うパーツを作ってるんだ。

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もっといろんな話をした気がするのですが、
他のマジシャン(デーナ)からツッコミが入ったり
そこにブライアンが加わって思い出話に花が咲いたりして、
まだ録音機を持っていない私には、とてもメモしきれませんでした…
(インタビュー用の録音機は、あと数日で届く予定です)

クリスからも島田さんの話が出ましたが、
ブライアンとうちの夫も「すごいマジシャンと言えば…」というテーマで盛り上がっていて、島田さんとランス・バートンの話をしてました。

ブライアン:
島田さんのハト出しは本当に見事だよ。ハトが2羽出てくるのは、どうやってるのか僕でさえしばらくわからなかったよ。
ランス・バートンが客席に下りていって、テーブルのナプキンから白いパラキートを出すやつも、どうやってるのか、ずーっとわからなかった。

次のインタビューですが、まだ誰になるか決まってません。
なるべく毎週ブログを更新していくつもりですので、
来週までのお楽しみということで!